足立区で不動産を売却しようと考えているものの、「どのくらいで売れるのか」「どんな手続きが必要か」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。この記事では、足立区の不動産売却に関する相場や基本的な流れ、税金や売却方法の違いまで、初めての方でも分かりやすく解説します。
足立区の不動産売却相場
不動産を売却する際、まず気になるのが現在の相場です。足立区はエリアや物件種別によって価格差が大きいため、マンション・戸建て・土地の種別ごとに傾向を把握しておくことが重要です。
ここでは、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」に掲載されている取引データをもとに、足立区の不動産の取引相場をご紹介します。
マンションの取引相場
| 取引年次 | 平均売却価格 | 平均平米数(㎡) | 平均平米単価 |
| 2024年 | 3,305万円 | 57㎡ | 57万円 |
| 2023年 | 3,267万円 | 59㎡ | 55万円 |
| 2022年 | 3,048万円 | 58㎡ | 52万円 |
| 2021年 | 3,078万円 | 60㎡ | 51万円 |
| 2020年 | 2,823万円 | 54㎡ | 52万円 |
足立区の中古マンション相場は年々上昇傾向にあります。2024年、足立区で行われた中古マンションの売買取引数は1248件でした。平均売却価格は約3,305万円、平均平米数は約57㎡、平均平米単価は約57万円です。
過去5年間を見ると、2020年の平均売却価格2,823万円から2024年には3,305万円へと上昇傾向にあります。特に2022年以降は平均平米単価も50万円台を維持しており、足立区のマンション市場が堅調であることが伺えます。足立区内では、北千住駅周辺や綾瀬駅周辺など、JR常磐線や東京メトロ千代田線・日比谷線が利用でき都心へのアクセスが良いエリアで特に需要が高く、築年数が経過した物件でも高値で取引されるケースが見られます。
また、2024年、足立区内で中古マンションで最も売買取引が行われたのは、梅田地域で74件でした。梅田は東武スカイツリーラインの梅島駅や西新井駅が利用でき、アリオ西新井などの商業施設も充実しているため、生活利便性の高さが人気を集めています。
戸建ての取引相場
| 取引年次 | 平均売却価格 | 平均平米数(㎡) | 平均平米単価 |
| 2024年 | 5,694万円 | 104㎡ | 54万円 |
| 2023年 | 6,037万円 | 118㎡ | 51万円 |
| 2022年 | 5,945万円 | 145㎡ | 41万円 |
| 2021年 | 5,630万円 | 125㎡ | 44万円 |
| 2020年 | 5,449万円 | 135㎡ | 40万円 |
足立区における戸建て住宅の平均売却価格は、2024年時点で約5,694万円、1㎡あたりの単価は約54万円となっています。2020年頃は1㎡あたり40万円前後で推移していましたが、2021年以降は価格上昇が続き、特に2023年には平均売却価格が6,037万円と高水準を記録しました。2024年はやや落ち着きを見せつつも、高い水準を維持しています。
平均面積は年によって差があるものの、概ね100㎡台が多く、ゆとりある敷地が特徴です。立地や建物の築年数、状態によって価格差が大きいため、周辺事例を確認しながら不動産会社に査定を依頼するのがポイントです。
2024年に足立区内で戸建ての売買取引が最も多く行われたのは、西伊興で34件でした。西伊興は閑静な住宅街が広がり、公園なども多く、子育て世代に人気のエリアです。
土地の取引相場
| 取引年次 | 平均売却価格 | 平均平米数(㎡) | 平均平米単価 |
| 2024年 | 7,706万円 | 301㎡ | 25万円 |
| 2023年 | 10,164万円 | 220㎡ | 46万円 |
| 2022年 | 7,915万円 | 238㎡ | 33万円 |
| 2021年 | 8,243万円 | 245㎡ | 33万円 |
| 2020年 | 6,164万円 | 227㎡ | 27万円 |
足立区の土地価格は年によって変動が大きく、2023年には平均m²単価が約46万円と高騰しましたが、2024年には約25万円まで下落しています。平均面積も年ごとに差があり、2024年は301㎡と比較的大きめの区画が多く取引されました。
価格に影響を与える要因としては、エリアごとの利便性や用途地域の違いが挙げられます。近年は再開発や需要の変化により、価格が上下しやすい傾向にあります。
2024年に足立区内で土地の売買取引が最も多く行われたのは、梅田で13件でした。梅田エリアは、交通の便が良く、商業施設も充実しているため、住宅用地としての需要が高いことがうかがえます。
足立区で不動産を売るとき、まず知っておきたい基本知識
足立区で不動産を売却する際には、地域の特性や人口動向といった基礎的な情報を把握しておくことが重要です。足立区は東京都23区内でも多様な顔を持つエリアであり、場所によって不動産の需要や価格に違いがあります。
売却のタイミングや方針を考えるうえで、こうした背景を理解しておくと、より納得のいく取引につながります。
足立区とはどんな場所?
足立区は東京都の北東部に位置し、JR常磐線、東武スカイツリーライン、東京メトロ千代田線・日比谷線、つくばエクスプレス、日暮里・舎人ライナーなど、多数の路線が乗り入れ、特に北千住駅は都内有数のターミナル駅として知られています。環七通りや日光街道といった主要幹線道路も区内を走り、交通の要衝となっています。
区内には、ルミネ北千住やアリオ西新井などの大型商業施設が充実しており、日々の買い物からレジャーまで楽しめます。また、広大な舎人公園や荒川河川敷など、自然豊かなスポットも多く、子育て世代から高齢者まで幅広い層に支持されています。昔ながらの商店街が残る地域と、再開発によって近代的な街並みが広がる地域が混在しており、多様な住環境が魅力です。
足立区の人口
足立区の人口は、2025年度の推計で700,888人と、東京都23区の中でも非常に大規模な人口を擁しています。近年は都心回帰の流れや交通利便性の高さから、ファミリー層や若年層の流入も活発で、人口は安定して推移しています。
特に北千住や西新井などの再開発エリアでは、マンション建設が進み、新たな住民が増加傾向にあります。一方で、高齢化の進行も課題となっており、地域ごとの人口構成には差が見られます。こうした人口動態は、不動産の需要や供給、ひいては売却価格にも影響を与えるため、売却を検討する際にはエリアごとの詳細な動向を把握することが重要です。
足立区の不動産を売却する方法
足立区で不動産を売却するには、大きく分けて「買取」と「仲介」の2つの方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、物件の種類や売却の目的によって適した選択肢が異なります
ここでは、足立区の不動産売却における代表的な2つの方法について、その特徴を分かりやすく整理します。
買取業者に買取を依頼する
買取業者への売却は、スピーディーに現金化したい方に適した方法です。仲介売却と比べ、一般的に売却価格は低くなりますが、確実性と迅速さが魅力です。特に、築年数が古い物件や、修繕が必要な状態の不動産でも、そのままの状態で買い取ってもらえるメリットがあります。
また、内覧対応や値下げ交渉などの煩わしさがなく、プライバシーを守りながら取引できる点も大きな利点と言えるでしょう。
仲介業者を通じて売却する
仲介とは、不動産会社に売却を依頼し、一般の買主を探してもらう方法です。足立区ではエリアや物件タイプによって需要があるため、条件が整えば相場よりも高値で売却できる可能性もあります。ただし、買主が見つかるまでの期間は不確定で、数ヶ月から半年以上かかることもあります。
また、内覧対応や価格交渉など、売主側にも一定の手間がかかったり、仲介手数料が発生する点には注意が必要です。
足立区の不動産を売却するときの流れを確認
不動産を売却する際には、準備から契約、引き渡し、そして税務手続きまで、段階的な流れを把握しておくことが大切です。特に足立区のようにエリアごとで市場動向が異なる地域では、各ステップで判断が必要になる場面も少なくありません。
ここでは、足立区の不動産売却をスムーズに進めるための一般的な流れを7つのステップに分けて紹介します。
Step1:査定を依頼して価格帯を把握する
まずは不動産会社に査定を依頼し、自分の物件がどのくらいの価格で売れるのかを確認します。査定には机上査定と訪問査定があり、複数の会社に依頼すれば相場感がつかみやすくなります。
足立区内はエリアによって価格差が大きいため、地域の実績が豊富な会社を選ぶことがポイントです。
Step2:売却方法を選択する(仲介 or 買取)
査定結果や希望条件をもとに、「仲介」か「買取」のどちらで売却するかを決めます。時間をかけて高値を狙いたい場合は仲介、早めに現金化したい場合や築年数が古い物件なら買取が向いています。
足立区は地域によって需要に差があるため、エリア特性も踏まえて判断することが重要です。
Step3:媒介契約を結ぶ(仲介の場合)
仲介で売却を進める場合は、不動産会社と「媒介契約」を結ぶ必要があります。契約には、専属専任・専任・一般の3種類があり、販売活動の範囲や報告義務が異なります。
足立区では複数の業者に依頼できる一般媒介も利用されていますが、信頼できる1社に絞って専任契約または専属契約を結ぶケースもあります。
Step4:広告や内覧で販売活動を行う(仲介の場合)
媒介契約を結んだ後は、不動産会社による販売活動が始まります。物件情報は不動産ポータルサイトやチラシなどを通じて広く公開され、買主からの問い合わせや内覧希望があれば随時対応します。
内覧では第一印象が重要なため、清掃や室内の整理整頓などの準備をしておくことが大切です。
Step5:契約締結と必要書類の準備
買主が決まったら、売買契約を締結します。契約書には売却価格や引き渡し日、支払い条件などが明記され、双方が合意のうえで署名・押印を行います。このタイミングで手付金の授受も行われます。
本人確認書類などの必要書類をあらかじめそろえておくことがスムーズな手続きにつながります。
Step6:物件の引き渡しと代金の受領
売買契約の内容に沿って、決められた日に残代金の受領と物件の引き渡しを行います。通常は司法書士が立ち会い、所有権移転登記の申請や鍵の受け渡しが行われます。
引き渡し前には、室内の最終確認や水道・電気・ガスの契約解除も済ませておく必要があります。すべてが完了すれば、正式に売却手続きは終了です。
Step7:売却後の確定申告手続きを忘れずに
不動産売却後は確定申告が必要になるケースがほとんどです。売却した年の翌年(2月16日から3月15日まで)に、管轄の税務署で手続きを行います。足立区には複数の税務署があるため、自分の住所地を管轄する税務署を確認しておきましょう。
申告の際には、売買契約書や諸経費の領収書など、取引に関する書類を保管しておくことが重要です。特に3,000万円の特別控除や居住用財産の軽減特例などを適用する場合は、条件を満たしているか事前に確認し、必要書類を揃えておくことで、スムーズな手続きが可能になります。
売却にかかる主な税金
不動産を売却して利益が出た場合には、いくつかの税金が発生します。税金の金額は売却価格や所有期間、控除の有無によって変動するため、事前に内容を理解しておくことが大切です。
ここでは、売却時に関係する主な税金とその概要について解説します。
譲渡所得税
譲渡所得税は、不動産を売却して得た利益に対して課される税金です。利益は「売却価格−(取得費+譲渡費用)」で計算され、5年を超えて所有していれば長期譲渡所得となり、税率が軽減されます。控除や特例を適用することで、課税対象額を減らすことも可能です。
住民税
譲渡所得が発生した場合、その所得に対して住民税も課税されます。長期譲渡所得の場合は税率5%、短期譲渡所得の場合は9%が基本です。譲渡所得税と同様に、翌年の確定申告時に申告・納付する必要があります。
特別復興所得税
特別復興所得税は、東日本大震災の復興財源として導入されたもので、譲渡所得税の2.1%が加算される形で課税されます。所得税と一緒に申告・納付する仕組みになっており、忘れずに計算に含める必要があります。
印紙税
不動産売買契約書には、契約金額に応じた印紙を貼付する必要があります。たとえば、売買価格が1,000万円超〜5,000万円以下であれば印紙税額は1万円です。印紙を貼らずに契約すると過怠税が課されるため注意が必要です。
登録免許税 ※一般的には買主が負担
登録免許税は、所有権移転登記を行う際に発生する税金です。通常は買主が負担しますが、売主が相続登記などを事前に行う場合にも課税されることがあります。登記の状況によって異なるため、事前の確認が重要です。
オープンハウスの不動産買取の特徴
オープンハウスでは、足立区エリアを含む首都圏全域で不動産の直接買取を行っており、スピーディーで手間のかからない売却を希望する方に選ばれています。足立区での取引実績も豊富で、地域の特性に応じた対応が可能です。
仲介手数料が無料
オープンハウスによる直接買取では、仲介会社を介さないため、仲介手数料は一切かかりません。査定で提示された金額がそのまま手取り額となるため、資金計画も立てやすくなります。仲介会社から提示される査定額は最終的な手取り額とならないことが多いので注意しましょう。
最短48時間以内に現金化が可能
買取成立後は、最短で48時間以内に現金での決済が可能です。買主の住宅ローン審査などを待つ必要がないため、スピードを重視したい方や、急な相続・住み替えに迫られている方にも適した選択肢です。
実際の買取価格を最低24時間以内に提示
オープンハウスでは、査定を依頼してから最短24時間以内に実際の買取価格を提示しています。足立区の不動産市場動向やエリアごとの特性に詳しいため、物件の条件に即した迅速かつ現実的な価格を提示することができます。そのため、スピード感のある売却判断が可能になります。
片付けやリフォームなしでそのまま売却できる
オープンハウスの買取では、事前の片付けやリフォーム、内覧対応の準備は不要です。現状のまま引き渡せるため、時間や手間をかけずにスムーズな売却が可能です。
相続したものの自宅から遠かったり、事前準備や内覧対応が難しい物件もそのまま買い取ってもらえます。
足立区の不動産を売却する際のよくある質問
不動産の売却には多くの手続きや専門的な知識が関わるため、初めての方にとっては分からないことや不安も少なくありません。
ここでは、足立区で不動産を売却しようとする方から寄せられることの多い質問について、分かりやすく回答していきます。
足立区の不動産の魅力は何ですか?
足立区内にある北千住駅はJR常磐線、東京メトロ千代田線・日比谷線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレスが乗り入れる都内有数のターミナル駅であり、都心主要駅へのアクセスが非常に良好です。また、日暮里・舎人ライナーの開通により、区内北部の交通利便性も向上しました。
さらに、アリオ西新井やルミネ北千住などの大型商業施設が充実しているほか、舎人公園や荒川河川敷といった豊かな自然環境も魅力です。
足立区で不動産を売却する際、大手不動産会社に依頼するメリットは何ですか?
足立区で不動産を売却する際に大手不動産会社に依頼するメリットは、その豊富な実績と広範なネットワークにあります。大手は多くの顧客を抱え、幅広い層に物件情報を届けられるため、より早く、より良い条件での売却が期待できます。
特にオープンハウスは、足立区を含む首都圏エリアに強みを持ち、地域の特性を熟知した上で最適な売却戦略を提案できます。直接買取にも対応しているため、スピーディーな現金化や仲介手数料無料といったメリットも享受でき、お客様の状況に応じた柔軟な対応が可能です。
足立区の不動産売却で、早く現金化したい場合はどうすれば良いですか?
足立区の不動産を早く現金化したい場合は、「買取」を選択することをおすすめします。仲介売却では買主が見つかるまでに時間がかかることがありますが、買取であれば不動産会社が直接買い取るため、スピーディーな取引が可能です。
オープンハウスの買取サービスでは、最短24時間以内に買取価格を提示し、最短48時間で現金化が可能です。また、仲介手数料が不要で、物件の片付けやリフォームも不要な「現状渡し」で売却できるため、手間をかけずに迅速に売却したい方に最適な選択肢です。
足立区の不動産売却するために、できることから始めよう
足立区で不動産を売却するには、相場や税金、手続きの流れをあらかじめ理解しておくことが大切です。そしてもう一つ重要なのが、自分に合った信頼できる不動産会社を見つけることです。
まだ売るかどうか迷っている段階でも、専門家に相談することで選択肢が広がり、納得のいく判断がしやすくなります。まずは査定を依頼するなど、小さな一歩から始めてみましょう。



