東京都大田区のマンションや戸建てなどの不動産の相場や取引傾向、不動産の査定や買取をどこに依頼すればいいかをご紹介します。
実際に売る際の流れ、不動産会社に直接買取を依頼するメリットについてもまとめました。
大田区の不動産の価格相場・売買傾向
東京都大田区の不動産取引に関するデータを、国土交通省が公開している「土地総合情報システム」から過去10年分を集計しました。「土地総合情報システム」は、不動産取引をした人に対してアンケートを行い、回答データを取引事例として公開しています。
大田区の中古マンションの売買取引相場
2022年、大田区で行われた中古マンションの売買取引数は1148件でした。
平均取引相場は3,219万767円、平均の広さは38.2㎡、1㎡あたりの価格は84万3,336円です。
大田区の中古マンション売買取引データ
| 取引年次 | 平均売却 価格 |
平均の広さ （m2） |
平均m2単価 |
| 2022年 | 3,219万767円 | 38.2m2 | 84万3,336円 |
| 2021年 | 2,979万6,402円 | 36.6m2 | 81万3,433円 |
| 2020年 | 2,923万4,567円 | 38.1m2 | 76万6,868円 |
| 2019年 | 2,833万6,574円 | 39.1m2 | 72万4,656円 |
| 2018年 | 2,823万4,286円 | 39.2m2 | 72万597円 |
| 2017年 | 2,708万9,706円 | 39.6m2 | 68万4,626円 |
| 2016年 | 2,798万1,206円 | 40.6m2 | 68万8,714円 |
| 2015年 | 2,754万7,629円 | 41.5m2 | 66万3,942円 |
| 2014年 | 2,674万5,750円 | 44.2m2 | 60万5,576円 |
| 2013年 | 2,560万1,883円 | 45.7m2 | 56万448円 |
2022年、大田区内で最も中古マンションの売買取引が行われたのは、蒲田地域で72件でした。蒲田は東急池上線・JR 東海道本線「蒲田」駅などが乗り入れるターミナルに隣接したエリアです。近年は都市計画が進み、大田区内でも特に人気のエリアです。
大田区全体でも、中古マンション価格は上昇傾向です。
過去10年の平均㎡単価を見てみましょう。
大田区の中古マンションm2単価の推移
- 2022年 84.3万円
- 2021年 81.3万円
- 2020年 76.6万円
- 2019年 72.4万円
- 2018年 72.5万円
- 2017年 68.4万円
- 2016年 68.8万円
- 2015年 66.3万円
- 2014年 60.5万円
- 2013年 56.4万円
2013年に1㎡当たり56万448円だった中古マンションの価格は、2022年では84万3,336円と、50％以上（25万円以上）上昇しました。
大田区の中古戸建ての売買取引相場
2022年、大田区で行われた中古戸建ての売買取引数は353件でした。平均取引相場は7,210万6,232円、平均の広さは93.6㎡、1㎡あたりの価格は77万35円です。
大田区の中古戸建て売買取引データ
| 取引年次 | 平均売却 価格 |
平均の広さ （m2） |
平均m2単価 |
| 2022年 | 7,210万6,232円 | 93.6m2 | 77万35円 |
| 2021年 | 6,388万2,543円 | 85.2m2 | 74万9,753円 |
| 2020年 | 6,094万3,299円 | 87.4m2 | 69万7,522円 |
| 2019年 | 5,735万122円 | 87.1m2 | 65万8,235円 |
| 2018年 | 6,013万919円 | 83.9m2 | 71万6,700円 |
| 2017年 | 5,711万4,610円 | 90.7m2 | 62万9,935円 |
| 2016年 | 5,960万8,684円 | 92.6m2 | 64万3,503円 |
| 2015年 | 5,764万7,750円 | 95.6m2 | 60万2,931円 |
| 2014年 | 5,695万8,293円 | 96.8m2 | 58万8,679円 |
| 2013年 | 5,410万8,947円 | 93.7m2 | 57万7,567円 |
2022年、大田区の中古戸建て売買取引が最も多かったのは久が原地域で、18件でした。
久が原地域は、大田区の西部に位置しており、田園調布や山王と並ぶ区内を代表する高級住宅街です。
大田区の中古戸建て㎡単価の推移
- 2022年 77.0万円
- 2021年 74.9万円
- 2020年 69.7万円
- 2019年 65.8万円
- 2018年 71.6万円
- 2017年 62.9万円
- 2016年 64.3万円
- 2015年 60.2万円
- 2014年 58.8万円
- 2013年 57.7万円
大田区全体の中古戸建ての㎡単価を見ると、大田区全体の中古戸建て相場が上昇していることがわかります。
大田区の土地の売買取引相場
2022年、大田区で行われた土地の売買取引数は213件でした。平均取引相場は8,921万6,432円、平均の広さは140.1㎡、1㎡あたりの価格は63万6,726円です。
大田区の土地売買取引データ
| 取引年次 | 平均売却 価格 |
平均の広さ （m2） |
平均m2単価 |
| 2022年 | 8,921万6,432円 | 140.1m2 | 63万6,726円 |
| 2021年 | 8,451万9,192円 | 133.1m2 | 63万5,177円 |
| 2020年 | 7,767万6,471円 | 129.0m2 | 60万2,052円 |
| 2019年 | 8,106万2,893円 | 143.4m2 | 56万5,431円 |
| 2018年 | 8,009万9,110円 | 148.7m2 | 53万8,659円 |
| 2017年 | 9,389万4,915円 | 154.9m2 | 60万6,105円 |
| 2016年 | 7,133万201円 | 145.3m2 | 49万853円 |
| 2015年 | 6,786万5,603円 | 149.7m2 | 45万3,402円 |
| 2014年 | 6,947万1,127円 | 140.7m2 | 49万3,677円 |
| 2013年 | 6,287万4,850円 | 143.2m2 | 43万8,967円 |
2022年、大田区の土地売買取引が最も多かったのは山王地域で、11件でした。
山王地域は、大田区の北東に位置し、JR「大森駅」西口からの一帯を指すエリアです。古くは、高級住宅地として数々の政治家や文豪が邸宅を構えていました。公園が充実しており、子育て世代に人気の地域です。
大田区全体の土地のm
- 2022年 63.6円
- 2021年 63.5円
- 2020年 60.2円
- 2019年 56.5円
- 2018年 53.8円
- 2017年 60.6円
- 2016年 49.8円
- 2015年 45.3円
- 2014年 49.3円
- 2013年 43.8円
2022年、大田区の土地の㎡単価は63万6,726円でした。10年で大きく値上がりし、高い水準で推移していることがわかります。
大田区は羽田空港や田園調布以外にも魅力がいっぱい
大田区は、東京23区の最南端に位置し、面積は60.83平方キロメートルと、面積は23区最大です。日本の空の玄関である羽田空港が全体の3割を占めるという、特異な個性を持っています。高級住宅街の代名詞とも言うべき田園調布を擁する一方で、町工場の街蒲田もあり、土地が広いだけに奥深い魅力を持つ地域です。
西北部の丘陵地帯は、国木田独歩の「武蔵野」で有名な武蔵野台地の東南端にあたります。また、東南部には海岸や多摩川を有し、埋め立て地には空港の他にもコンテナふ頭や市場等の物流施設などが存在します。特に、野鳥公園は埋立後に再生した東京湾岸の自然が楽しめる、区民憩いのスポット。開園以来227種類もの野鳥が確認されています。
大田区の不動産を売却する方法
大田区の不動産を売却する方法には、大きく分けて、「買取」と「仲介」があります。
・不動産買取
不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう方法です。不動産を素早くお金に変えたいときに最適な方法で、オープンハウスの不動産買取サービスを利用すれば最短48時間で不動産を現金化できます。・不動産仲介
不動産業者に依頼して、不動産を買ってくれる人を探す方法です。自分で売却価格を設定できるというメリットがありますが、契約成立時に仲介手数料を取られる上、必ず売却できる保証は無く、売却できるまでに時間がかかることがあります。大田区で不動産買取を利用するメリット・デメリット
不動産買取のメリット
（1）買い手を探す必要が無い（2）仲介手数料が発生しない
（3）売却から現金化までが早い
（4）形がいびつな土地や、狭小地でも買取が可能
（5）室内の状況を気にせず売れる
（6）契約不適合責任（旧：瑕疵担保責任※）から解放される
（※）瑕疵担保責任とは、マンションや戸建て住宅などを売却した後、一定の期間に欠陥が見つかった場合、売った側が保証しなければならないという義務です。仲介の場合、売った個人が責任を取らなくてはなりませんが、買取であれば、不動産会社が買った時点で個人の瑕疵担保責任は消滅しますので、後になって責任追及される心配はありません。
不動産買取のデメリット
仲介で売却する場合に比べて安い価格（目安としては70～80％程度）になる可能性があります。大田区の不動産買取ならオープンハウス
オープンハウスは、売れなくて困っている不動産・土地、いびつな土地や古い建物が建ったままの土地でも、積極的に買い取ります。
電話やネットからお問い合わせいただければ、経験を積んだ専門のスタッフが買い取り価格を素早く算出し、24時間以内にお知らせします。価格に納得頂ければ最短48時間で現金化も可能です。
商談が未成立でも相談料等は発生しません。お気軽にお問い合わせください。
