空き家を売却するなら「不動産買取」がおすすめな理由

相続などによって、住む予定のない空き家を所有することがあります。空き家の売却はマイホームを売る際とは勝手が異なるため、不動産会社による不動産買取がおすすめなケースがあります。

それでは、空き家売却で不動産買取がおすすめな理由を説明します。

空き家は不動産買取がおすすめ

空き家の売却は、不動産会社が直接その空き家を買い取る「不動産買取」がおすすめです。空き家の売却が、マイホームの売却と異なる部分を2つ紹介します。

不用品をそのまま置いても良いケースがある

空き家の売却時に問題となるのが、空き家内に手つかずに残っている家具や家電といった不要な「残置物」です。

通常の売買仲介であれば、基本的に室内は空っぽにして買主に引き渡さなければいけません。そのため、不用品は自ら処分する必要があります。大型家具や家電は粗大ごみに出したり、不要品の回収業者に連絡して引き取ってもらったりするので、全てを処理するには手間がかかります。

「不動産買取」ならば、不用品をそのままで不動産会社に売却できるケースがあり、手間がかかりません。空き家は「現在使っていない家」ですから、残っている家具・家電は処分することが多いはずです。

契約不適合責任がない

また、不動産買取の場合は契約不適合責任がありません。契約不適合責任とは、旧民法でいう「瑕疵担保責任」のことで、建物に瑕疵（欠陥）があったときに負う売主の責任のことです。

たとえば、引き渡した不動産の屋根に破損があったことで雨漏りが発生し、その破損の原因は売主にあったとします。そうなれば、売主は契約不適合責任を問われ、その破損個所の補修費用を負担したり、損害賠償金を支払ったりする必要が生じる可能性があるのです。

しかし、買主が不動産会社である「不動産買取」場合は、契約不適合責任がなくなります。

空き家は、相続が理由で所有するケースも多く、相続した物件は築古物件も多いでしょう。そのため、空き家は瑕疵のリスクが新築物件よりも高いため、契約不適合責任が問われない不動産買取がおすすめです。

空き家買取におすすめな業者の特徴

空き家買取におすすめな買取業者の特徴は以下の通りです。

不用品はそのままで問題ない買取業者

不要品はそのままで問題ない業者とは、空き家をそのまま引き取ってくれる買取業者のことです。なぜ不用品はそのままで問題ない買取業者がおすすめかというと、先述したように不用品を処分するのは手間と費用がかかるからです。

家具や家電は、普通ゴミで出すのは難しいため、粗大ごみとして処分しなければいけません。また、粗大ごみ置き場に出すことも困難な場合は、業者に処分してもらう必要があります。

処分費用は、処分する不用品の個数とサイズによって異なります。一例ですが、業者に不用品の処分を依頼すると、部屋の広さによって以下のような処分費用がかかります。

■ 処分費の例

広さ	作業員	料金
1LDK	3名	約8万円
2DK	3名	約12万円
2LDK	4名	約15万円
3DK	5名	約18万円
3LDK	6名	約20万円

特に空き家の場合は家具・家電一式が残っていることもあるため、手間と処分費用が高額になることもあります。思わぬ出費が家計に影響することもあります。そういった心配があるなら、不用品もそのまま処分してくれる、買取業者で売却することをおすすめします。

そのほかにもある「不動産買取」のメリット

不動産買取は、現金化までが早いというメリットもあります。

使われておらず、現在空き家になっているということは、利便性や立地環境が悪い不動産であることもあります。買い手を探す売買仲介では、売却期間が長期化することや、最悪の場合には買い手が現れない可能性もあるでしょう。

その点、不動産買取ならば、不動産会社が買取可能だと判断すれば、すぐに買い取り価格を提示し売却することが可能です。

オープンハウスの不動産買取ならば、問い合わせから最短48時間で現金化することができます。