東京都荒川区のマンションや戸建てなどの不動産の相場や取引傾向、不動産の査定や買取をどこに依頼すればいいかをご紹介します。
実際に売る際の流れ、不動産会社に直接買取を依頼するメリットについてもまとめました。
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荒川区の不動産価格・相場・売買傾向
東京都荒川区の不動産取引に関するデータを、国土交通省が公開している「土地総合情報システム」から過去5年分を集計しました。「土地総合情報システム」は、不動産取引をした人に対してアンケートを行い、回答データを取引事例として公開しています。
荒川区の中古マンション売買取引相場
2018年、荒川区で行われた中古マンションの売買取引数は253件でした。平均取引相場は4,044万9,802円・平均平米数は56m2、平米単価は72万3,492円です。
荒川区中古マンション売買取引データ
取引年次 | 平均売却 価格 |
平均平米 | 平均平米 単価 |
2018年 | 4,044万9,802円 | 56 m2 | 72万3,492円 |
2017年 | 3,013万9,271円 | 50 m2 | 59万9,147円 |
2016年 | 2,967万7,169円 | 49 m2 | 61万1,411円 |
2015年 | 2,847万3,953円 | 54 m2 | 52万6,842円 |
2014年 | 2,686万7,105円 | 53 m2 | 50万8,568円 |
2018年、荒川区内で最も中古マンションの売買取引が行われたのは、東日暮里地域で57件でした。
東日暮里は、荒川区の南西部に位置し、JR「日暮里」駅や「三河」駅などが最寄りの地域で、下町感溢れる住宅街が広がっています。その一方で、「日暮里」駅は、JRをはじめ、京成本線や日暮里舎人ライナーなどが乗り入れるターミナル駅になっており、都心部や空港などにも好アクセスなことから、外国人にも人気の街です。
荒川区全体で取引された中古マンションに価格は上昇傾向です。
過去5年の平均平米単価を見てみましょう。
荒川区全体でも、中古マンション価格は上昇傾向です。
過去5年の平均平米単価を見てみましょう。
- 2018年 72.3万円
- 2017年 59.9万円
- 2016年 61.1万円
- 2015年 52.7万円
- 2014年 50.9万円
2018年に取引された荒川区の中古マンションの平均平米単価は72万3,492円と、2014年の50万8,568円と比べると、約142%上昇しています。
荒川区の戸建て売買取引相場
2018年、荒川区で行われた戸建ての売買取引数は130件でした。平均取引相場は7,436万7,692円・平均平米数は110m2、平米単価は67万9,157円です。
荒川区の戸建て売買取引データ
取引年次 | 平均売却 価格 |
平均平米 | 平均平米 単価 |
2018年 | 7,436万7,692円 | 110 m2 | 67万9,157円 |
2017年 | 7,436万550円 | 102 m2 | 72万9,222円 |
2016年 | 5,872万2,137円 | 96 m2 | 61万4,425円 |
2015年 | 5,384万6,512円 | 105 m2 | 51万2,068円 |
2014年 | 6,235万5,263円 | 123 m2 | 50万6,845円 |
2018年、荒川区の戸建て売買取引が最も多かったのは荒川地域で、26件でした。
荒川地域は、京成本線「新三河島」駅やJR「三河島」駅の他に、荒川区を横断して新宿区の早稲田停留所を結ぶ東京さくらトラム(都電荒川線)の多くの駅が存在するエリアです。
町工場や住宅地、商店街がひしめく混合密集市街が広がる一方で、荒川自然公園などの大きな公園も存在しています。
荒川区全体で取引された戸建て平米単価の推移を見てみましょう。
- 2018年 67.9万円
- 2017年 72.9万円
- 2016年 61.4万円
- 2015年 51.2万円
- 2014年 50.7万円
過去5年間で最も高かったのは、2017年の72万9,222円ですが、2018年も67万9,157円と、高い水準を維持しています。
荒川区の土地売買取引相場
2018年、荒川区で行われた土地の売買取引数は71件でした。平均取引相場は7,963万3,803円・平均面積は124m2、平米単価は44万2,394円です。
荒川区の土地売買取引データ
取引年次 | 平均売却 価格 |
平均平米 | 平均平米 単価 |
2018年 | 7,963万3,803円 | 123 m2 | 44万2,394円 |
2017年 | 6,361万1,392円 | 133 m2 | 45万3,228円 |
2016年 | 8,674万260円 | 227 m2 | 38万3,688円 |
2015年 | 5,289万5,775円 | 141 m2 | 35万6,437円 |
2014年 | 5,130万2,632円 | 146 m2 | 34万4,013円 |
2018年、荒川区の土地売買取引が最も多かったのは、東尾久地域で、20件でした。
東尾久内には、日暮里舎人ライナー「熊野前」駅や「赤土小学校前」駅が存在しています。
東尾久と町屋にまたがる尾久の原公園は、工場だった土地を東京都が買収し、1993年に開園した公園です。
- 2018年 44.2万円
- 2017年 45.3万円
- 2016年 38.4万円
- 2015年 35.6万円
- 2014年 34.4万円
荒川区全体で取引された土地の平米単価は、微減微増を繰り返しながら、横ばいです。
荒川区は下町だけじゃない。実は電子化が進む街
荒川区の人口は21万7,218人です(2019年11月1日時点)。
町工場や密集した住宅など、下町情緒溢れる荒川区ですが、実は電子化やICT(情報通信技術)への精力的な取り組みを行っています。
一般社団法人インターネット協会が発表している「インターネット白書2016」によれば、東京都全体での教育用コンピューター1台当たりの生徒数は5.5人でした。区レベルでは大田区や練馬区が13.5人だったのに対し、荒川区は1.1人と、およそ生徒1人に対し、1台のパソコンがあることが分かります。
また、少し前の調査ですが2009年に日経BPガバメントテクノロジーが行った「e都市ランキング」、これは自治体の情報化を評価するランキングでは、アンケート回答があった1361市区町村の中で、荒川区が1位でした。
荒川区は、1983年に住民情報システムを構築してから、区政の各分野において、ICTを活用して区民サービスの向上と事務の効率化を図っています。
荒川区の不動産を売却する方法
荒川区の不動産を売却する方法には、大きく分けて、「買取」と「仲介」があります。
・不動産買取
不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう方法です。不動産を素早くお金に変えたいときに最適な方法で、オープンハウスの不動産買取サービスを利用すれば最短48時間で不動産を現金化できます。・不動産仲介
不動産業者に依頼して、不動産を買ってくれる人を探す方法です。自分で売却価格を設定できるというメリットがありますが、契約成立時に仲介手数料を取られる上、必ず売却できる保証は無く、売却できるまでに時間がかかることがあります。荒川区で不動産買取を利用するメリット・デメリット
不動産買取のメリット
(1)買い手を探す必要が無い(2)仲介手数料が発生しない
(3)売却から現金化までが早い
(4)形がいびつな土地や、狭小地でも買取が可能
(5)室内の状況を気にせず売れる
(6)契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任※)から解放される
(※)瑕疵担保責任とは、マンションや戸建て住宅などを売却した後、一定の期間に欠陥が見つかった場合、売った側が保証しなければならないという義務です。仲介の場合、売った個人が責任を取らなくてはなりませんが、買取であれば、不動産会社が買った時点で個人の瑕疵担保責任は消滅しますので、後になって責任追及される心配はありません。
不動産買取のデメリット
仲介で売却する場合に比べて安い価格(目安としては70~80%程度)になる可能性があります。荒川区の不動産買取ならオープンハウス
オープンハウスは、売れなくて困っている不動産・土地、いびつな土地や古い建物が建ったままの土地でも、積極的に買い取ります。
電話やネットからお問い合わせいただければ、経験を積んだ専門のスタッフが買い取り価格を素早く算出し、24時間以内にお知らせします。価格に納得頂ければ最短48時間で現金化も可能です。
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