東京都中野区のマンションや戸建てなどの不動産の相場や取引傾向、不動産の査定や買取をどこに依頼すればいいかをご紹介します。
実際に売る際の流れ、不動産会社に直接買取を依頼するメリットについてもまとめました。
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中野区の不動産の価格相場・売買傾向
東京都中野区の不動産取引に関するデータを、国土交通省が公開している「土地総合情報システム」から過去10年分を集計しました。「土地総合情報システム」は、不動産取引をした人に対してアンケートを行い、回答データを取引事例として公開しています。
中野区の中古マンションの売買取引相場
2022年、中野区で行われた中古マンションの売買取引数は409件でした。平均取引相場は3,613万7,408円、平均の広さは37.9m2、1m2あたりの価格は95万2,639円です。
中野区の中古マンション売買取引データ
取引年次 | 平均売却 価格 |
平均の広さ(m2) | 平均m2 単価 |
2022年 | 3,613万7,408円 | 37.9m2 | 95万2,639円 |
2021年 | 3,631万6,468円 | 39.1m2 | 92万9,258円 |
2020年 | 3,679万5,035円 | 40.5m2 | 90万8,069円 |
2019年 | 3,426万7,488円 | 42.3m2 | 81万49円 |
2018年 | 3,198万3,292円 | 38.1m2 | 83万9,078円 |
2017年 | 2,952万9,223円 | 37.0m2 | 79万8,434円 |
2016年 | 2,929万885円 | 37.8m2 | 77万4,902円 |
2015年 | 2,865万2,778円 | 40.8m2 | 70万1,701円 |
2014年 | 2,590万3,196円 | 39.1m2 | 66万3,249円 |
2013年 | 2,558万597円 | 42.1m2 | 60万7,551円 |
2022年、中野区内で最も中古マンションの売買取引が行われたのは、中野区本町地域で50件でした。
中野区本町は、東西を走る東京メトロ丸ノ内線の「中野坂上」駅や「新中野」駅などを横断し、南は丸ノ内線の分岐線「中野新橋」駅「中野富士見町」駅にかかる広いエリアとなっています。一帯は住宅地となっており、一戸建てやマンション以外にも若者向けのアパートも多く、広い世代の人々が住む地域となっています。
中野区全体でも、中古マンション価格は上昇傾向です。過去10年の平均m2単価を見てみましょう。
中野区の中古マンションm2単価の推移
- 2022年 95.2万円
- 2021年 92.9万円
- 2020年 90.8万円
- 2019年 81.0万円
- 2018年 83.9万円
- 2017年 79.8万円
- 2016年 77.4万円
- 2015年 70.1万円
- 2014年 66.3万円
- 2013年 60.7万円
2022年に取引された中古マンションの平均m2単価は95万2,639円と、2013年の60万7,551円と比べて過去10年で50%以上値上がりしていることがわかります。
中野区の中古戸建ての売買取引相場
2022年、中野区で行われた中古戸建ての売買取引数は174件でした。平均取引相場は7,921万2,644円、平均の広さは97.8m2、1m2あたりの価格は81万288円です。
中野区の中古戸建て売買取引データ
取引年次 | 平均売却 価格 |
平均の広さ(m2) | 平均m2 単価 |
2022年 | 7,921万2,644円 | 97.8m2 | 81万288円 |
2021年 | 7,568万4,426円 | 92.4m2 | 81万9,481円 |
2020年 | 6,686万7,391円 | 86.3m2 | 77万4,981円 |
2019年 | 6,448万2,051円 | 95.6m2 | 67万4,571円 |
2018年 | 7,346万4,286円 | 96.8m2 | 75万8,610円 |
2017年 | 5,954万9,296円 | 84.9m2 | 70万1,452円 |
2016年 | 6,231万7,059円 | 106.3m2 | 58万6,108円 |
2015年 | 5,446万8,599円 | 94.1m2 | 57万8,650円 |
2014年 | 5,475万7,353円 | 101.3m2 | 54万421円 |
2013年 | 5,217万4,222円 | 90.4m2 | 57万6,865円 |
2022年、中野区の中古戸建て売買取引が最も多かったのは中古マンション同様、本町地域で23件でした。
中野区全体で売買取引された中古戸建てのm2単価の推移を見てみましょう。
中野区の中古戸建てm2単価の推移
- 2022年 81.0万円
- 2021年 81.9万円
- 2020年 77.4万円
- 2019年 67.4万円
- 2018年 75.8万円
- 2017年 70.1万円
- 2016年 58.6万円
- 2015年 57.8万円
- 2014年 54.0万円
- 2013年 57.6万円
2022年、中野区全体で取引された中古戸建てのm2単価は81万288円で、過去10年でもっとも高い価格でした。中野区の中古戸建ては、底堅く推移しながら着実に上昇しているようです。
中野区の土地の売買取引相場
2022年、中野区で行われた土地の売買取引数は100件でした。平均取引相場は9,985万円、平均の広さは142.4m2、1m2あたりの価格は70万1,194円です。
中野区の土地売買取引データ
取引年次 | 平均売却 価格 |
平均の広さ(m2) | 平均m2 単価 |
2022年 | 9,985万円 | 142.4m2 | 70万1,194円 |
2021年 | 8,991万714円 | 133.8m2 | 67万2,005円 |
2020年 | 7,566万6,460円 | 126.9m2 | 59万6,441円 |
2019年 | 7,814万6,970円 | 138.8m2 | 56万3,221円 |
2018年 | 8,002万7,778円 | 134.6m2 | 59万4,429円 |
2017年 | 9,280万8,197円 | 148.6m2 | 62万4,351円 |
2016年 | 7,770万7,965円 | 146.2m2 | 53万1,538円 |
2015年 | 6,722万8,571円 | 128.7m2 | 52万2,454円 |
2014年 | 6,408万2,707円 | 141.1m2 | 45万4,076円 |
2013年 | 7,838万4,507円 | 171.2m2 | 45万7,861円 |
2022年、中野区の土地売買取引が最も多かったのは中野地域で、14件でした。
中野地域は、JRや東京メトロ「中野」駅を中心とした繁華街やオフィス街となっている地域ですが、その周辺には住宅地が広がっており、住まい探しにおいても、買い物や外食に困らないエリアとして人気です。
中野区全体の土地取引のm2単価は過去10年を通して少しずつに上昇しています。
- 2022年 70.1万円
- 2021年 67.2万円
- 2020年 59.6万円
- 2019年 56.3万円
- 2018年 59.4万円
- 2017年 62.4万円
- 2016年 53.1万円
- 2015年 52.2万円
- 2014年 45.4万円
- 2013年 45.7万円
2022年、中野区で取引された土地のm2単価は70万1,194円で、10年で50%以上上昇していることがわかります。
中野区は若者が多く住む街
中野区の発表によると、中野区の年代別の人口構成では、30代が最も多く、人口の17.7%、次いで20代が16.3%、40代が16.2%となっています。23区平均での30代の割合が15.0%、20代が13.2%と比べると、比較的若い人たちが住む街であることがわかります。
中野区に若者が多い理由として、「木賃ベルト地帯」と呼ばれる密集した木造アパートが多い地域ができたことがあげられます。
戦後の高度成長期、公共事業や建設が大規模に進めれていた時代、多くの地方からの労働者が東京に集まりました。公共住宅だけでは、労働者の住居が確保できないほどに集まった労働者を受け入れるために、中野区を中心に木造賃貸アパート(略して木賃アパート)が密集して建てられたことが「木賃ベルト地帯」ができたきっかけです。
現在でも、狭い路地と安価な賃料で住むことができるアパートが残っているため、若者が集まる街になっているようです。
中野区の不動産を売却する方法
中野区の不動産を売却する方法には、大きく分けて、「買取」と「仲介」があります。
・不動産買取
不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう方法です。不動産を素早くお金に変えたいときに最適な方法で、オープンハウスの不動産買取サービスを利用すれば最短48時間で不動産を現金化できます。
・不動産仲介
不動産業者に依頼して、不動産を買ってくれる人を探す方法です。自分で売却価格を設定できるというメリットがありますが、契約成立時に仲介手数料を取られる上、必ず売却できる保証は無く、売却できるまでに時間がかかることがあります。
中野区で不動産買取を利用するメリット・デメリット
不動産買取のメリット
(1)買い手を探す必要が無い(2)仲介手数料が発生しない
(3)売却から現金化までが早い
(4)形がいびつな土地や、狭小地でも買取が可能
(5)室内の状況を気にせず売れる
(6)契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任※)から解放される
(※)瑕疵担保責任とは、マンションや戸建て住宅などを売却した後、一定の期間に欠陥が見つかった場合、売った側が保証しなければならないという義務です。仲介の場合、売った個人が責任を取らなくてはなりませんが、買取であれば、不動産会社が買った時点で個人の瑕疵担保責任は消滅しますので、後になって責任追及される心配はありません。
不動産買取のデメリット
仲介で売却する場合に比べて安い価格(目安としては70~80%程度)になる可能性があります。中野区の不動産買取ならオープンハウス
オープンハウスは、売れなくて困っている不動産・土地、いびつな土地や古い建物が建ったままの土地でも、積極的に買い取ります。
電話やネットからお問い合わせいただければ、経験を積んだ専門のスタッフが買い取り価格を素早く算出し、24時間以内にお知らせします。価格に納得頂ければ最短48時間で現金化も可能です。
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