東京都杉並区のマンションや戸建てなどの不動産の相場や取引傾向、不動産の査定や買取をどこに依頼すればいいかをご紹介します。
実際に売る際の流れ、不動産会社に直接買取を依頼するメリットについてもまとめました。
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杉並区の不動産の価格相場・売買傾向
東京都杉並区の不動産取引に関するデータを、国土交通省が公開している「土地総合情報システム」から過去10年分を集計しました。「土地総合情報システム」は、不動産取引をした人に対してアンケートを行い、回答データを取引事例として公開しています。
杉並区の中古マンションの売買取引相場
2022年、杉並区で行われた中古マンションの売買取引数は607件でした。平均取引相場は3,596万5,568円、平均の広さは38.9m2、1m2あたりの価格は92万3,677円です。
杉並区の中古マンション売買取引データ
取引年次 | 平均売却 価格 |
平均の広さ (m2) |
平均m2単価 |
2022年 | 3,596万5,568円 | 38.9m2 | 92万3,677円 |
2021年 | 3,716万7,103円 | 42.5m2 | 87万5,495円 |
2020年 | 3,452万8,060円 | 40.9m2 | 84万4,762円 |
2019年 | 3,479万1,986円 | 42.0m2 | 82万9,172円 |
2018年 | 3,175万2,585円 | 40.2m2 | 78万9,068円 |
2017年 | 3,174万1,669円 | 40.2m2 | 79万44円 |
2016年 | 2,993万2,848円 | 40.0m2 | 74万8,170円 |
2015年 | 3,286万2,428円 | 43.2m2 | 76万1,071円 |
2014年 | 2,638万4,888円 | 40.6m2 | 65万71円 |
2013年 | 2,538万4,489円 | 41.5m2 | 61万2,200円 |
2022年、杉並区内で最も中古マンションの売買取引が行われたのは、高円寺南地域で51件でした。高円寺南地域は、JR中央線「高円寺」駅が北側の最寄り駅に、東京メトロ丸ノ内線「新高円寺」駅・「東高円寺」駅が南側の最寄り駅となるエリアです。
「高円寺」駅、北側を通る純情通り商店街や、南側の高円寺南商店会をはじめとした商店街が多いため買い物環境が良く、ライブハウスや古着屋といった若者に向けた施設がある一方で、古き良き飲み屋が建ち並ぶなど、老若男女に人気の地域です。
杉並区全体でも、中古マンション価格は上昇傾向です。過去10年の平均m2単価を見てみましょう。
- 2022年 92.3万円
- 2021年 87.5万円
- 2020年 84.4万円
- 2019年 82.9万円
- 2018年 78.9万円
- 2017年 79.4万円
- 2016年 74.8万円
- 2015年 76.1万円
- 2014年 65.7万円
- 2013年 61.2万円
過去10年間で価格が50%異常上昇しており、杉並区のマンション価格は今後も上昇傾向にあると考えられます。
杉並区の中古戸建ての売買取引相場
2022年、杉並区で行われた中古戸建ての売買取引数は348件でした。平均取引相場は9,018万7,356円、平均の広さは115.3m2、1m2あたりの価格は78万1,893円です。
杉並区の中古戸建て売買取引データ
取引年次 | 平均売却 価格 |
平均の広さ (m2) |
平均m2単価 |
2022年 | 9,018万7,356円 | 115.3m2 | 78万1,893円 |
2021年 | 7,927万155円 | 107.8m2 | 73万5,342円 |
2020年 | 7,329万1,958円 | 106.4m2 | 68万8,787円 |
2019年 | 7,393万233円 | 116.7m2 | 63万3,772円 |
2018年 | 6,773万1,591円 | 112.2m2 | 60万3,620円 |
2017年 | 6,718万2,750円 | 108.2m2 | 62万1,128円 |
2016年 | 6,558万4,906円 | 107.7m2 | 60万9,171円 |
2015年 | 6,739万553円 | 115.7m2 | 58万2,445円 |
2014年 | 6,377万3,576円 | 112.0m2 | 56万9,615円 |
2013年 | 6,354万7,669円 | 113.6m2 | 55万9,234円 |
2022年、杉並区の中古戸建て売買取引が最も多かったのは下高井戸地域で、23件でした。
下高井戸地域は、京王電鉄と東急世田谷線が乗り入れる「下高井戸」駅をはじめとして、京王電鉄「桜上水」駅・「上北沢」駅、京王井の頭線「永福町」駅・「西永福」駅などが最寄りのエリアです。
- 2022年 78.1万円
- 2021年 73.5万円
- 2020年 68.8万円
- 2019年 63.3万円
- 2018年 60.3万円
- 2017年 62.1万円
- 2016年 60.9万円
- 2015年 58.2万円
- 2014年 56.9万円
- 2013年 55.9万円
杉並区全体の中古戸建てm2単価は、2022年は78万1,893円と、55万9,234円だった10年前の2014年と比べて約40%上昇しています。10年前に物件を購入した場合、現在売却すると購入時よりも高い価格で売却できる可能性もあります。
杉並区の土地の売買取引相場
2022年、杉並区で行われた土地の売買取引数は212件でした。平均取引相場は9,459万4,340円、平均の広さは152.1m2、1m2あたりの価格は62万2,022円です。
杉並区の土地売買取引データ
取引年次 | 平均売却 価格 |
平均の広さ (m2) |
平均m2単価 |
2022年 | 9,459万4,340円 | 152.1m2 | 62万2,022円 |
2021年 | 8,310万4,895円 | 143.6m2 | 57万8,578円 |
2020年 | 7,850万4,908円 | 148.4m2 | 52万8,991円 |
2019年 | 8,028万2,787円 | 151.3m2 | 53万723円 |
2018年 | 1億796万9,008円 | 177.4m2 | 60万8,772円 |
2017年 | 7,891万5,254円 | 145.9m2 | 54万1,002円 |
2016年 | 8,318万7,050円 | 155.4m2 | 53万5,324円 |
2015年 | 7,679万1,900円 | 161.7m2 | 47万4,910円 |
2014年 | 7,149万2,492円 | 155.5m2 | 45万9,783円 |
2013年 | 6,823万094円 | 160.8m2 | 42万4,360円 |
2022年、杉並区の土地売買取引が最も多かったのは久我山地域で、17件でした。
久我山地域は、京王電鉄井の頭線「富士見台」駅や「久我山」駅、「三鷹台」駅にまたがる地域で、杉並区の南西部に位置しています。東西に神田川が流れており、桜並木なども地域の特徴になっています。
杉並区の土地の坪単価の推移を見てみましょう。
- 2022年 62.2万円
- 2021年 57.8万円
- 2020年 52.8万円
- 2019年 53.7万円
- 2018年 60.8万円
- 2017年 54.1万円
- 2016年 53.5万円
- 2015年 47.4万円
- 2014年 45.9万円
- 2013年 42.4万円
2022年に取引された土地の平均m2単価は62万2,022円と、直近10年で40%以上上昇しており、杉並区全体で土地の価格が上昇していることがわかります。
杉並区は長寿をサポートする制度が充実
厚生労働省が発表した「令和2年市区町村別生命表の概況」によると、杉並区民の平気寿命は男性が82.9歳(23区で同率4位・23区平均81.5歳)、女性は88.9歳と(23区で同率2位・23区平均87.8歳)と、長寿であることがわかります。
これは、診療所や地域の医療体制が充実していることが大きな要因となっています。
また、杉並区は高齢者の社会参加の支援する「長寿応援ポイント事業」を推進しています。これは、杉並区が認定した地域貢献活動に参加した高齢者に独自のポイントを与え、溜まったポイントは、地域共通の商品券に交換できるという面白い取り組みです。
健康都市を標榜する杉並区には、高齢者をサポートする制度が充実しています。
杉並区の不動産を売却する方法
杉並区の不動産を売却する方法には、大きく分けて、「買取」と「仲介」があります。
・不動産買取
不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう方法です。不動産を素早くお金に変えたいときに最適な方法で、オープンハウスの不動産買取サービスを利用すれば最短48時間で不動産を現金化できます。・不動産仲介
不動産業者に依頼して、不動産を買ってくれる人を探す方法です。自分で売却価格を設定できるというメリットがありますが、契約成立時に仲介手数料を取られる上、必ず売却できる保証は無く、売却できるまでに時間がかかることがあります。杉並区で不動産買取を利用するメリット・デメリット
不動産買取のメリット
(1)買い手を探す必要が無い(2)仲介手数料が発生しない
(3)売却から現金化までが早い
(4)形がいびつな土地や、狭小地でも買取が可能
(5)室内の状況を気にせず売れる
(6)契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任※)から解放される
(※)瑕疵担保責任とは、マンションや戸建て住宅などを売却した後、一定の期間に欠陥が見つかった場合、売った側が保証しなければならないという義務です。仲介の場合、売った個人が責任を取らなくてはなりませんが、買取であれば、不動産会社が買った時点で個人の瑕疵担保責任は消滅しますので、後になって責任追及される心配はありません。
不動産買取のデメリット
仲介で売却する場合に比べて安い価格(目安としては70~80%程度)になる可能性があります。杉並区の不動産買取ならオープンハウス
オープンハウスは、売れなくて困っている不動産・土地、いびつな土地や古い建物が建ったままの土地でも、積極的に買い取ります。
電話やネットからお問い合わせいただければ、経験を積んだ専門のスタッフが買い取り価格を素早く算出し、24時間以内にお知らせします。価格に納得頂ければ最短48時間で現金化も可能です。
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