不動産買取と不動産仲介は、大きく6つの違いがあります。
所有されている土地やマンションなどの不動産の売却をお考えの方向けに、買取と仲介の違いを手数料や相場、メリットから整理しました。ご自身のケースについて、どちらが最適なのかを判断される目安にして下さい。
不動産買取と仲介の違い①買主・買い手
不動産買取の買い手は不動産会社となり、直接取引します。
一方、仲介の場合は一般市場で、購入希望者を募ることになります。
売買仲介の場合は、一般の消費者が購入することが多いため、家の中の様子を見てもらう内覧が行われます。
仲介で高く売るためには入念なクリーニングや修繕を行い、見栄え良く綺麗にしておかなければいけません。対して、不動産買取は不動産会社が買い取るため、売主は掃除や修繕などを行う必要はありません。(※掃除の有無で査定価格に影響は出ません)
不動産買取と仲介の違い②査定額
不動産買取の場合は、業者が「この金額ならすぐに買い取ります」という査定価格を提示します。価格に納得できたならすぐに契約成立、現金化となります。
一方、仲介の場合はまずその周辺の不動産の相場価格を参考に、妥当な売却金額を算出し、その価格で売りに出します。仲介のほうが割高な価格をつけられますが、必ずしもその価格で売れるとは限らず、長期間売れなければ値下げすることになります。
不動産買取と仲介の違い③売却にかかる時間
不動産買取はスピーディーに売却できるのが最大のメリットです。
業者に査定を依頼し、合意ができたら即売却成立となります。オープンハウスの買い取りサービスの場合、最短48時間で不動産を現金化できます。
一方、仲介の場合は不動産売却成立までに3カ月~6か月程度かかるのが一般的です。時には1年近くかかってしまうケースもあり、売却時期が読めないというデメリットがあります。
不動産買取と仲介の違い④売却価格
不動産買取と仲介の売却には価格差があり、通常2割ほど不動産買取の方が安くなります。
これは買取の唯一のデメリットです。
不動産会社は買取後、家のメンテナンスや修繕、リフォーム、クリーニングなどで家の価値を高めて再販売することが多く、こうした費用を差し引く分、買取価格は割安になります。
時間や手間をかけても少しでも高く売りたい場合は、相場の価格で売却できる可能性がある仲介を選ぶと良いでしょう。
不動産買取と仲介の違い⑤契約不適合責任
不動産買取では、不動産を不動産会社に引き渡した後は、売主は一切の責任を負いません。
物件を購入した会社が不動産を再販売する際は、不動産会社が修繕などの責任を負うことになります。
仲介の場合、買い手が見つかって引き渡した後、一定期間内に雨漏りなどの隠れた欠陥が発覚すれば、売主が「契約不適合責任」という、修繕費用などを負担する義務を負います。
不動産買取が仲介に比べて割安なのは、契約不適合責任を不動産会社が負うからという理由もあります。売主としては、自然災害による浸水や火災、シロアリ被害などで、家に隠れた瑕疵がある可能性が高い物件も売ることができるというメリットがあります。
不動産買取と仲介の違い⑥手数料
不動産買取の場合、業者が提示した査定価格で売却できます。
しかし、仲介の場合、成立した売却価格から仲介業者に対し仲介手数料を支払うことになります。
仲介手数料は、売却価格の3%に6万円と消費税を足した額となります。
不動産買取はどういった人におすすめ?
不動産買取は以下のような人に向いています。
・不動産をスピーディーに現金化したい人
・高齢や病気などで売却に手間暇をかけたくない人
・相続した使わない不動産を売って相続税を支払いたい人
・不動産売却を周囲に知られたくない人
・事件や事故等、訳あり物件の所有者
仲介は以下のような人に向いています。
・時間をかけても少しでも高く売りたい人
・不動産を高く売るためには手間をかけることを惜しまない人
・売却を知人に知られても構わない人
・駅近くなど、立地や条件がよく、高く売れる見込みがある人
・マイホームをキレイに使っており、魅力的に見せる自信がある人
オープンハウスの不動産買取
オープンハウスは、売れなくて困っている土地、いびつな土地や古い建物が建ったままの土地でも、積極的に買い取ります。
電話やネットからお問い合わせいただければ、経験を積んだ専門のスタッフが買い取り価格を素早く算出し、24時間以内にお知らせします。価格に納得頂ければ最短48時間で現金化も可能です。
商談が未成立でも相談料等は発生しません。お気軽にお問い合わせください。