50代は、自身や家族の生活スタイルが大きく変わるタイミングです。そのため、老後の生活を見据えて、生活をより豊かにしようと考える方は多いのではないでしょうか。
今回は、50代が住み替えるメリットや住み替える方法について解説します。
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50代からの住まい選び
まずは、50代が家を住み替える(買い替える)ときに押さえておきたいポイントを4つご紹介します。
50代の住み替え、4つのポイント
① 住まいの立地・利便性 |
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老後の住まいの立地は、病院への通院などを見越した自宅選びの大きなポイントになります。また、スーパー・銀行など、よく利用する施設にもどれくらい行きやすいかは確認しておきたいところです。 老いが進んだ将来に運転免許を返納することを想定し、徒歩を中心にした生活でも不便を感じない立地を選ぶとよいでしょう。 |
② 住まいの維持・管理 |
高齢になると、庭の手入れや建物の修理など、家の維持・管理が想像以上に負担となります。そのため、いかにして負担を減らせるかがポイントです。 マンションに住み替えるならば、共有スペースの管理や清掃は管理会社が行います。建物の劣化においても、個人で修繕する手間が省けます。 一方で、一戸建てに住み替える場合は、植栽が少ない庭であれば手入れの煩わしさがありません。戸建ての修繕コストは、手入れが楽な建物の材質を選ぶことも重要です。 |
③ 住まいの安全性 |
老後は、健康の管理に気を配ることも重要なポイントです。 住み替え先にエレベーター付きのマンションを選べば、階段移動の身体的な負担がありません。また、セキュリティ面においても、オートロックのマンションは盗難や不審者の侵入などについても安心です。 さらに、年をとると季節のささいな変化に身体が適応しにくくなるため、断熱性の高さもポイントになります。マンションであれば断熱性に優れた構造のものが多く、冬に暖かく夏は涼しく生活することができます。 |
④ コミュニティでの人間関係 |
住み替えでは、人間関係の構築が重要です。 将来、もし夫婦のどちらかに先立たれてしまったら、残された側は一人で生活しなければなりません。そういった際、近隣に親しい関係の知人やコミュニティがあれば孤独を感じることはないでしょう。 老後の住み替えには、住み替え先に同世代の人間がいるかどうか、近所付き合いが活発かどうかなどにも注目しましょう。 |
ポイントを押さえればメリットは大きい
そもそも住み替えは、生活を便利にするために行います。そのため、老後の変化を正しくイメージすることが、住み替え成功のポイントです。
老後住み替えの手順・注意点
老後の住み替えを進めるときは、どのような手順を踏めばよいのでしょうか。注意点をご紹介します。
まず、今の住まいを売却する
50代からの住み替えでは、先に現在の住まいの売却手続きを済ませてから新居を購入する、という手順が一般的です(この方法を「売り先行」といいます)。なぜなら、現在の住まいを先に売却すると、売却で得た資金を元手に無理のない資金計画を立てて住み替えられるからです。
最初に、現在の住まいがいくらで売ることができるのかを把握しておくことで、住み替え先の物件の目星を付けることも可能です。
住み替え先の物件の資産価値も考慮する
今は問題がなくても、「介護が必要になって老人ホームに移る」「自分の子ども世帯と同居する」など、将来的にライフスタイルが変化することも考えられます。そういった際に不安となるのがそのための資金です。
将来に発生する諸費用を捻出するために、まだ働いている年齢のうちに資産性の高い物件に住み替えるという方法もあります。資産性の高い物件とは「売却しやすい物件」を指します。急なライフスタイルの変化にも、物件を売却した資金によって対応することができます。
売却しやすい物件とは具体的には、次のような物件です。
売却しやすい物件の条件例 |
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売却しにくい不動産は、負の相続となり、子どもにとっても負担になります。子や孫の世代のことも考えて、住み替えるといいでしょう。 |
老後の住み替えは資金計画が重要
定年を前にした50代の住み替えでは、余裕のある資金計画を立てましょう。老後の住み替えにおける、資金計画やリスク対策について解説します。
年金がいくらもらえるのかを把握する
老後の収入源としては年金が一般的ですが、受給額や受給開始年齢は人によって違います。自分がいつどのくらい年金をもらえるのか、「ねんきん定期便」などから年金振り込み額を事前に確認しましょう。
また、50代以上からは、年金見込み額の試算を申し込むこともできます。年金受給額と現在の生活費を比較すると、老後に残すべき金額の目安が明確になるでしょう。
50代での住み替えは賃貸と購入のどちらが得?
資金計画を立てるにあたり、賃貸と購入のどちらにするべきか比較しておくことが大切です。
本人の資金状況や住み替え先に求める優先条件によっては、賃貸にも購入にも、それぞれにメリットがあるので、ご紹介します。
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賃貸のメリット
- 近隣や環境のトラブルがあった場合に住み替えやすい
- 管理人や管理会社が管理してくれる
- 災害などによる資産の目減りが少ない
- 住宅ローン返済の負担がない
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賃貸のデメリット
- 資産にならない
- 自分の好きなようにリフォームできない
- 老後も継続的に家賃がかかる
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購入のメリット
- 資産になる
- 自分の好きなようにリフォームできる
- 家賃を支払う必要がない
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購入のデメリット
- 周辺環境が悪くても住み替えにくい
- 物件の維持費がかかる
- 購入資金が必要
- 新たに住宅ローンを借り入れなければならない
上記をよく考えながら、自分にあった住み替えを心がけましょう。
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