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港区で不動産を売却するなら?相場・流れ・税金・高く売るコツまで解説

港区で不動産を売却するには、相場や流れ、税金など幅広い知識が必要です。特に港区は高級物件が多く、マンション・戸建て・土地で取引価格も大きく異なります。本記事では、売却相場や注意点、より高く売るためのポイントまで詳しく解説します。

オープンハウスの買取事例

港区の不動産売却相場

港区で不動産を売却するなら、まず相場把握が重要です。物件種別(マンション・戸建て・土地)で価格帯は大きく異なり、取引事例が目安になります。


ここでは、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」に掲載されている取引データをもとに、港区の不動産の取引相場をご紹介します。


港区の更に詳しい不動産相場については「港区(東京都)の不動産買取・不動産相場・査定はオープンハウス」にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。


マンションの取引相場

取引年次 平均売却価格 平均面積(㎡) 平均㎡単価
2024年 1億2,980万円 53.4㎡ 243万円
2023年 1億673万円 51.4㎡ 208万円
2022年 8,570万円 48.8㎡ 176万円
2021年 8,309万円 52.2㎡ 159万円

港区のマンション相場は過去10年で大幅な上昇を見せています。2024年の平均売却価格は1億2,980万円と過去最高を記録し、2014年の5,797万円から約2.2倍の増加です。平均面積は48~53㎡程度で推移していますが、㎡単価は2014年の112万円から2024年には243万円へと倍増しました。


特に2020年以降の上昇が顕著で、直近4年で約1.6倍に上昇しています。高級住宅地としてのニーズに加え、海外投資家の関心も高く、港区の不動産市場は勢いがあります


戸建ての取引相場

取引年次 平均売却価格 平均面積(㎡) 平均㎡単価
2024年 4億1,888万円 131.1㎡ 301万円
2023年 10億3,114万円 156.2㎡ 660万円
2022年 2億8,721万円 132.7㎡ 216万円
2021年 3億7,278万円 140.1㎡ 266万円

港区の戸建て市場は高級物件が中心で、価格変動が大きい点が特徴です。2024年の平均売却価格は4億1,888万円、平均面積139.1㎡、㎡単価は301万円となっています。2023年には250億円の特殊な高額取引があり、平均価格を10億3,144万円まで押し上げましたが、これを除くと直近数年は2~4億円台で推移しています。


2015~2024年の推移では、面積は105~156㎡と幅があるものの、㎡単価は200万円台から300万円台へと上昇傾向です。希少性の高い港区の高級戸建ては、立地や建物品質で価格が大きく変動する市場です。


土地の取引相場

取引年次 平均売却価格 平均面積(㎡) 平均㎡単価
2024年 7億26万円 141.3㎡ 496万円
2023年 6億4,996万円 154.2㎡ 421万円
2022年 15億4,634万円 260.2㎡ 594万円
2021年 12億4,203万円 194.4㎡ 639万円

港区の土地取引相場は、年ごとの変動幅が大きい点が特徴です。2024年の平均売却価格は7億26万円、平均面積141.3㎡、㎡単価は496万円と高水準を示しています。全体的には、2015年の㎡単価240万円から2024年の496万円まで、約10年で2倍以上の上昇が見られます。


土地面積は年によって135~290㎡とばらつきがありますが、希少な港区の土地は立地次第で価格が大きく変動し、好立地では高額取引が成立しやすい市場です。

港区の不動産市場の特徴とは?

港区の不動産市場は、東京23区内でも特に高級かつ国際色豊かで、日本を代表する高級住宅地としての地位を確立しています。六本木ヒルズや東京ミッドタウンなどの大規模再開発により、オフィス・商業・住宅が一体となった複合都市としての魅力も高まっています。


外国人居住者率が23区トップクラスであり、インターナショナルスクールや外資系企業も多く、国際的な生活を志向する層に人気です。不動産価格は過去10年で大きく上昇しており、特に2020年以降はコロナ禍でも価格上昇が継続しています。


麻布・白金・赤坂など、高級住宅エリアが集まる港区

港区は、麻布白金赤坂など日本有数の高級住宅地が集まるエリアです。麻布十番は、歴史的な商店街と現代的な施設が共存し、国際色豊かな街並みが魅力。白金・白金台は閑静な住宅街で、緑が多く、高級マンションや大使館が点在します。


赤坂は政治の中心に近く、ビジネスと住宅が混在し、再開発で利便性が向上。六本木は繁華街と高級住宅地の側面を持ち、大規模複合施設が街の価値を高めています。これらのエリアは教育環境も充実しており、インターナショナルスクールや名門私立学校へのアクセスが良い点も魅力です。


港区の賃料と物件価格は23区トップクラスの水準

港区の不動産価格と賃料は、東京23区内でもトップレベルの高水準を維持しています。2024年のマンション平均㎡単価は243万円で、10年間で2倍以上の上昇。戸建て住宅の平均価格は4億円超、土地の㎡単価も500万円近くに達しています。


賃貸市場でも、港区の平均賃料は23区平均を大きく上回り、高級賃貸やサービスアパートメントでは月額100万円超の物件も少なくありません。外資系企業の駐在員向け住宅需要が高く、家賃補助付き契約が多いことも賃料を支えています。特に六本木、麻布、西麻布などの中心部では、希少なタワーマンション最上階などで㎡単価400万円超となることもあり、国内外の富裕層からの需要が途絶えません。


港区の人口推移

港区の人口は過去20年で着実に増加し、2000年代初頭の約16万人から2024年には約26万人へと約1.6倍に増加しました。特筆すべきは、単身世帯に加えファミリー世帯も増加傾向にある点で、教育環境の充実や安全性の高さが要因と考えられます。外国人居住者も増加し、全人口の約10%を占めるまでに至っています。


23区内でも高齢化率が低く、20代後半~40代の現役世代が多いのも特徴です。六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、虎ノ門ヒルズなどの再開発による住宅供給増と、職住近接ニーズの高まりが人口増加の背景にあります。今後も虎ノ門・麻布台地区の再開発など大型プロジェクトが予定され、さらなる人口増が見込まれます。

港区の不動産を売却する手段

港区の不動産を売却する際には、主に「買取」と「仲介」という2つの方法があります。それぞれに特徴やメリット・デメリットがありますので、物件の状況や本人の希望に合わせて最適な方法を選択することが重要です。


買取業者に直接買い取ってもらう

買取は不動産会社が直接物件を購入する方法で、スピード重視の売却に向いています。港区のような高級エリアには専門の買取業者も多く、最短1週間程度で売却が可能です。相続物件の早期現金化や、時間がない場合に有効です。


ただし、一般的に市場価格より低い価格となることが多く、高額売却を望む場合は不向きです。港区の物件は高額なため、価格差も大きくなる点に注意が必要です。買取業者選びは慎重に、実績や評判を確認しましょう。


仲介業者に依頼する

仲介は不動産会社が売主と買主を結びつける方法で、港区物件の価値を最大限に引き出したい場合に適しています。特に港区は国内外の富裕層からの需要が高く、うまくアピールできれば市場価格以上の売却も期待できます。


ただし、売却に数ヶ月~半年程度かかるのが一般的です。内見対応や価格交渉の手間がかかることも注意しましょう。


買取業者と仲介業者の違いについては、「不動産買取と不動産仲介は何が違う?手数料・相場・メリットを徹底比較」にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

港区の不動産を売却する流れ

港区で不動産を売却する際、スムーズな手続きのために全体の流れを把握することが重要です。売却には「査定」「契約」「引き渡し」など複数のステップがあり、買取・仲介で進め方が異なります。


ここでは、初めて不動産を売る方にも分かりやすく、港区での一般的な売却手順を順にご紹介します。


Step1:まずは査定を依頼して相場を把握する

売却を検討し始めたら、まず不動産査定を依頼しましょう。査定により、所有物件のおおよその売却価格を把握できます。港区はエリアで相場が大きく異なるため、複数の不動産会社に査定を依頼し比較することが重要です。


Step2:売却方法を決める(買取か仲介か)

査定結果に基づき、「買取」か「仲介」の売却方法を選びます。買取は不動産会社が直接買い取るため、スピード重視の方に向いています。


一方、仲介は高値売却の可能性がありますが、時間がかかる場合があります。希望条件やスケジュールに合わせて選択しましょう。


Step3:媒介契約を結ぶ (仲介の場合)

仲介による売却を選んだ場合、不動産会社と「媒介契約」を結ぶ必要があります。媒介契約には「専属専任」「専任」「一般」の3種類があり、それぞれ販売活動の範囲や報告義務の頻度が異なります。契約前に内容をしっかり確認しましょう。


Step4:販売活動をする(仲介の場合)

媒介契約を結ぶと、不動産会社による販売活動が始まります。具体的には、物件情報をポータルサイトや自社ネットワークに掲載し、内見希望者の対応や条件交渉を行います。


写真や間取り図の見せ方、購入希望者への案内方法なども含め、営業方針を確認しておくと安心です。


Step5:必要書類を準備し、売買契約を締結

購入が決まれば、売買契約前に必要書類を準備します。主な書類は、本人確認書類、建築確認書などです。書類準備後、売買契約を締結します。


手付金の授受、引渡し日、契約解除条件などを確認し、署名・押印をしましょう。不明点は事前に確認し、トラブルを防ぐことが大切です。


Step6:引き渡しと代金の受け取り

売買契約成立後、決定した日程で物件引渡しと代金受領を行います。通常、買主からの残代金支払いと同時に、登記申請や鍵の引渡しなどが行われます。司法書士が立会い、所有権移転登記が行われるのが一般的です。


残代金入金を確認し、必要書類を提出すれば売却手続きは完了します。引渡し後のトラブル防止のため、事前に物件の状態を整理しておくと安心です。


Step7:確定申告をする

不動産売却で譲渡益が出た場合、翌年の確定申告が必要です。相続物件売却で特別控除を受ける際も申告は必須です。


確定申告では、譲渡所得、取得費、譲渡費用、各種控除などを申告書に記載し、必要書類と提出します。売買契約書、登記簿謄本、仲介手数料領収書などを用意しておきましょう。税制や控除要件は変更もあるため、最新情報は税理士や国税庁サイトで確認すると安心です。


相続した家を売却する流れについては、「相続した家を売るには?手続き・税金・売却方法までわかりやすく解説」にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

港区の不動産を高く売却するためのポイント

港区の不動産は東京23区内でも特に高い価値を持ちますが、市場動向の把握や専門家の選定など、いくつかのポイントを押さえることで、さらに高額での売却を実現することができます。


需要の高いタイミングを見極める

港区の不動産市場は季節や経済状況で需要が変動するため、売り時が重要です。一般的に、3~4月の異動前9~10月の秋口は需要が高まります。海外投資家が多い港区では、円安時期も購買意欲が高まる傾向があります。


近年は再開発の進行も価格に影響するため、近隣の大型開発完成間近は好機となることもあります。市場動向を分析し、最適なタイミングを見計らいましょう。


信頼できる不動産会社に依頼する

港区で不動産売却には、買取・仲介問わず信頼できる会社選びが重要です。早期現金化や手間を省きたい場合は、買取実績のある業者を選びましょう。地価が高くエリア特性の強い港区では、相場に詳しく適正価格を示す業者が重要です。


仲介も検討するなら、両方に対応できる会社が選択肢を広げます。「仲介から買取へ」の柔軟な提案も可能です。複数社から査定を受け、価格だけでなく説明の丁寧さも比較。港区の各エリアに詳しい担当者なら、納得のいく売却に繋がりやすいでしょう。

オープンハウスの不動産買取の特徴

オープンハウスの不動産買取は、迅速かつ手間いらずな売却を希望するお客様にとって、多くのメリットがある選択肢です。港区などの高級エリア物件でも多くの実績があり、スピーディーで明確な取引をサポートします。


仲介手数料が無料

オープンハウスの買取では、通常の仲介でかかる仲介手数料は不要です。直接買取のため、査定価格がそのまま手取りとなり、資金計画が容易になります。売却費用の透明性が高く、余計な費用負担の心配がありません


最短48時間以内に現金化が可能

オープンハウスの買取なら、契約後最短48時間以内の決済が可能です。仲介売却のような買主のローン審査待ちがなく、素早く現金化できます。急な転勤や相続時など、時間がない場合に有効です。


実際の買取価格を最低24時間以内に提示

オープンハウスは、査定依頼から最短24時間以内に具体的な買取価格を提示します。豊富なデータと専門ノウハウで適正価格を実現します。特に港区の高級物件は、特性や立地を詳細に分析し、迅速な価格提示で売却判断をサポートします。


片付けやリフォームは不要

オープンハウスの買取は、内覧準備の清掃や片付け、リフォームが一切不要です。現状のまま買い取るため、手間いらずで売却可能。整理が難しい物件でも、そのまま買い取ってもらえるのが魅力です。

港区の不動産を売却する際のよくある質問

港区の不動産売却を検討される方のよくある質問をまとめました。税金の知識から売却のコツまで、実用的な情報をご紹介します。


不動産を4,000万円で売った場合、どのくらいの税金がかかりますか?

税額は所有期間取得費で大きく変動します。長期譲渡所得(5年超保有)は約20.315%の税率です。


例:4,000万円で売却、取得費2,000万円、譲渡費用200万円なら譲渡所得1,800万円、税金約366万円。


ただし、居住用なら3,000万円の特別控除で税負担が軽減されます。高額物件が多い港区では、税理士への相談がおすすめです。


4,000万円で購入した家がいくらで売却できるかについては、「4000万円で買った家はいくらで売れる?高く売るためのポイントも解説」にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。


売却時にやってはいけないことはありますか?

港区で不動産売却の失敗を避けるには、地域特性や市場動向を理解しないまま価格を決めないことが重要です。またエリアで価格差が大きいため注意が必要です。買取でも複数社に相談し、価格根拠の説明を受けましょう。仲介も検討するなら、期間や対応も比較するのが大切です。


家の売却時にやってはいけないことについては、「家の売却でやってはいけないこと・注意することをまとめて紹介」にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。


なるべく早く現金化したいときはどうすればいいですか?

港区で迅速に現金化したいなら、「買取」が最も確実な方法です。専門業者や大手なら最短1週間程度で売却可能な場合もあります。仲介より価格は低い傾向ですが、スピード重視なら有効です。複数の買取業者から査定を取り比較検討しましょう。


不動産を早く売却する方法については、「家をすぐに売りたい!早期売却を実現するためにやるべきこと」や「家を早く売る方法を紹介|仲介と買取の違い、不動産会社の選び方も解説」にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

港区で不動産を売却するなら、正しい情報収集と比較から

港区の不動産は、東京都内でも特に資産価値が高く、過去10年で大幅に価格が上昇しています。マンション・戸建て・土地のいずれも高水準で取引されており、その魅力は際立っています。


売却を検討する際には、現在の市場状況を正確に把握したうえで、買取と仲介のどちらが自分に適しているかを比較することが求められます。


早期の資金化を優先したい場合には、オープンハウスのような買取サービスを活用することが重要です。税金や諸費用に関する基本的な知識を身につけ、複数の不動産会社に査定を依頼したうえで検討を進めることで、納得のいく売却につながりやすくなるでしょう。


須藤光輝

記事監修

須藤 光輝

宅地建物取引士 応用情報技術者

福島県出身。慶応義塾大学理工学部を卒業後、2014年に中途でオープンハウスに入社。
営業推進部門の立ち上げ、戸建事業の経営計画策定、仕入契約条件の標準化、DXを推進。
買取再販部門の立ち上げ、個人から直接用地仕入を行うためのスキーム確立。
契約管理部門の立ち上げ、事業標準化と生産効率の向上。
事業管理部門の立ち上げ、品質・安全性・顧客満足向上と取り組んできた業務は多岐にわたる。
現在は、他社に先行し実家じまい・家じまいのセミナー講師を務める傍ら、戸建賃貸ファンド・アパート事業の責任者をしている。
趣味は考古学、子どもと一緒にパズルを作ること。

福島県出身。慶応義塾大学理工学部を卒業後、2014年に中途でオープンハウスに入社。
営業推進部門の立ち上げ、戸建事業の経営計画策定、仕入契約条件の標準化、DXを推進。
買取再販部門の立ち上げ、個人から直接用地仕入を行うためのスキーム確立。
契約管理部門の立ち上げ、事業標準化と生産効率の向上。
事業管理部門の立ち上げ、品質・安全性・顧客満足向上と取り組んできた業務は多岐にわたる。
現在は、他社に先行し実家じまい・家じまいのセミナー講師を務める傍ら、戸建賃貸ファンド・アパート事業の責任者をしている。
趣味は考古学、子どもと一緒にパズルを作ること。

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