蕨市（埼玉県）の不動産買取
不動産相場・査定はオープンハウス

埼玉県蕨市のマンションや戸建てなどの不動産の相場や取引傾向、不動産の査定や買取をどこに依頼すればいいかをご紹介します。

所有不動産を実際に売却する際の流れ、不動産会社に直接買取を依頼するメリットについてもまとめました。

蕨市の不動産の価格相場・売買傾向

蕨市の不動産取引に関するデータを、国土交通省が公開している「土地総合情報システム」から過去5年分を集計しました。「土地総合情報システム」は、不動産取引をした人に対してアンケートを行い、回答データを取引事例として公開しています。

蕨市の中古マンションの売買取引相場

2020年、蕨市で行われた中古マンションの売買取引数は44件でした。平均取引相場は2,367万9,545円、平均平米数は58㎡、平均平米単価は40万4,562円です。

蕨市中古マンション売買取引データ

取引年次	平均売却価格	平均坪数	平均坪単価
2020年	2,367万9,545円	58㎡	40万4,562円
2019年	2,296万2,500円	55㎡	41万9,059円
2018年	2,068万0,000円	57㎡	36万3,719円
2017年	2,444万1,667円	59㎡	45万7,511円
2016年	2,163万5,484円	59㎡	35万4,509円

2020年、蕨市の中古マンション売買取引が最も多かったのは中央地域で、14件でした。

蕨市で取引された中古マンションの平均平米単価の推移を過去5年分見てみましょう。

蕨市の中古マンション平米単価は、2018年に合角が落ち込みましたが、そこから上昇傾向であることが分かります。

蕨市の戸建ての売買取引相場

2020年、蕨市の戸建て売買取引数は67件でした。平均取引相場は3,720万4,478円、平均坪数は23.3坪、平均坪単価は171万4,467円です。

蕨市戸建て売買取引データ

取引年次	平均売却価格	平均坪数	平均坪単価
2020年	3,720万4,478円	23.3坪	171万4,467円
2019年	3,470万6,061円	23.0坪	153万8,841円
2018年	3,439万5,918円	25.1坪	143万8,024円
2017年	3,790万2,439円	28.4坪	146万0,093円
2016年	4,004万5,455円	24.6坪	161万8,551円

2020年、蕨市の戸建て売買取引が最も多かったのは中央地域で、20件でした。

蕨市中央の最寄り駅はJR京浜東北・根岸線「蕨」駅です。「蕨市民公園」や「中仙道蕨宿」が地区のランドマーク的な存在です。

駅周辺には大型のスーパーや昔ながらの商店街などもあり、ショッピングのみならず、モダンな雰囲気も感じることができます。ファミリーレストランや中華料理チェーン店などの飲食店も豊富にあるので、ファミリー層や単身でも利用しやすいというところも特徴です。

駅から少し離れた場所には住宅街が広がり、落ち着きある光景も望めます。緑豊かな公園があり、自然散策が楽しめるのも魅力です。地域子育て支援センターや福祉センターなどもあり、必要な施設がコンパクトにまとまった、生活に便利な場所といえます。

蕨市で取引された戸建ての平均坪単価の推移を過去5年分見てみましょう。

2020年、蕨市の戸建て平均坪単価は171.4万円。ここ5年で最も高い金額です。

蕨市の土地の売買取引相場

2020年、蕨市で行われた土地の売買取引数は27件でした。平均取引相場は5,053万7,037円・平均坪数は48.2坪、平均坪単価は96万4,037円です。

蕨市土地売買取引データ

取引年次	平均売却価格	平均坪数	平均坪単価
2020年	5,053万7,037円	48.2坪	96万4,037円
2019年	4,541万7,647円	52.5坪	85万6,471円
2018年	5,678万8,235円	58.5坪	88万7,098円
2017年	3,803万3,333円	38.5坪	93万1,429円
2016年	4,726万0,000円	54.5坪	86万4,333円

2020年、蕨市の土地売買取引が最も多かったのは中央地域と南町地域で、それぞれ7件でした。

南町地域は、蕨市の南部に位置しており、地名の由来です。最寄り駅はJR京浜東北・根岸線「蕨」駅です。南町周辺には住宅街が広がり、スーパーや学校・郵便局などの施設があるので生活に便利な場所です。神社や公園が全体的に多いのも地域の特色です。

蕨市で取引された土地の平均坪単価の推移を過去5年分見てみましょう。

2020年、蕨市の土地平均坪単価は96.4,万円。ここ5年で最も高い金額となりました。

蕨市は織物のまちとして栄えた日本一狭い市

埼玉県蕨市は県南東部に位置しています。江戸時代には中山道に蕨宿という宿場町が置かれ、織物業が栄えた歴史があります。大日本印刷の工場があることから印刷業も盛んです。成人式発祥の地としても全国的に知られます。

江戸時代より木綿織物が生産され、「織物のまち」として栄えました。明治時代には承認の着物として「双子織」が販売されました。当時の高度な技術を再現し、現代でも市の名産品として手に入れることができます。

蕨市は日本一面積が狭い市でありながら、人口密度が高いのでコンパクトなまちづくりを目指しています。

蕨市の伝統的な果物として「わらびりんご」が挙げられます。「わらびりんごサイダー」がご当地サイダーとして認知されています。

蕨市のマスコットキャラクターもあり、名前は「ワラビー」といいます。1989年に市制施行30周年を記念して誕生し、2009年の市制施行50周年の際にリニューアルしました。動物のワラビーがモチーフで、市コミュニティバスや標識、看板など蕨市のいろいろな場所で見かけることができます。

鉄道の駅はJR京浜東北線「蕨」駅のみです。国道17号線が鉄道沿いに走り、東京都心部と県の中心部を結んでいることから交通アクセスも便利です。

「蕨」駅周辺が市の中心エリアです。駅周辺にはたくさんのスーパーマーケットがあるので、生活必需品がそろいます。郵便局や警察署、市役所などの公共機関も駅周辺にあります。駅の西口にはノスタルジックな雰囲気が漂う「ピアロード商店街」があり、昭和の風情が感じられる光景です。市内には13にも及ぶ商店街があり、多くの人が集まるショッピングスポットです。

商店街がたくさんある蕨市ではイベントも盛んです。
市内で収穫された野菜を使った「ベジフェス」や「苗木市」「サマーパークフェスティバル」「中仙道蕨宿宿場まつり」「わらてつまつり」などのさまざまなイベントが開催されています。

また、蕨市は独自の取り組みにも力を入れていて、ファミリー層に住みやすいまちづくりをしています。
蕨市は中学校卒業までの間、医療費が無償化されています。「蕨市三世代ふれあい家族住宅取得補助制度」があり、住宅取得の条件を満たせば市より補助金が受けられます。

蕨市の不動産を売却する方法

蕨市の不動産を売却する方法には、大きく分けて、「買取」と「仲介」があります。

・不動産買取
不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう方法です。不動産を素早くお金に変えたいときに最適な方法で、オープンハウスの不動産買取サービスを利用すれば最短48時間で不動産を現金化できます。

・不動産仲介
不動産業者に依頼して、不動産を買ってくれる人を探す方法です。自分で売却価格を設定できるというメリットがありますが、契約成立時に仲介手数料を取られる上、必ず売却できる保証は無く、売却できるまでに時間がかかることがあります。

蕨市で不動産買取を利用するメリット・デメリット

不動産買取のメリット

（1）買い手を探す必要が無い
（2）仲介手数料が発生しない
（3）売却から現金化までが早い
（4）形がいびつな土地や、狭小地でも買取が可能
（5）室内の状況を気にせず売れる
（6）契約不適合責任（旧：瑕疵担保責任※）から解放される

（※）瑕疵担保責任とは、マンションや戸建て住宅などを売却した後、一定の期間に欠陥が見つかった場合、売った側が保証しなければならないという義務です。仲介の場合、売った個人が責任を取らなくてはなりませんが、買取であれば、不動産会社が買った時点で個人の瑕疵担保責任は消滅しますので、後になって責任追及される心配はありません。

不動産買取のデメリット

仲介で売却する場合に比べて安い価格（目安としては70～80％程度）になる可能性があります。